意外と知らない?大麦の種類と用途

私たちの生活の様々な部分で使用されている「大麦」。
実は、一つではなくいくつか種類があることをご存知ですか?
今回は、意外と知らない大麦の種類についてご紹介します。

大麦と小麦の違い

大麦と小麦は、どちらも同じイネ科の植物です。
どちらも大きさに大差はなく、成分もよく似ていますが、その使用用途が異なります。
小麦にはたんぱく質のグルテンが含まれており、粘りがあるのでパンや麺に適しています。
一方大麦に含まれているたんぱく質はホルデインというもので、粘りはないですが吸水率が高く、ごはんと混ぜて炊くなどの用途に向いています。

また小麦には不溶性食物繊維が含まれていますが、大麦にはそれに加えて水溶性食物繊維も多く含まれており食物繊維が豊富なこと、でんぷんの分解力が高いことが大麦の特徴としてあげられます、

大麦小麦
たんぱく質ホルデイングルテン
食物繊維不溶性食物繊維と水溶性食物繊維
(β-グルカン)
不溶性食物繊維
でんぷん分解力穀物中最大普通

大麦の種類

大麦には、「二条大麦」と「六条大麦」とがあります。
二条大麦のほうが粒が大きく、別名「大粒大麦」と呼ばれ、六条大麦は別名「小粒大麦」と呼ばれてます。
また、穀皮(お米のモミの部分にあたる)が子実に密着していて皮が剥がれにくくなっている「皮麦」のほかに、実の外皮がはがれやすく粒が裸になる種類を「はだか麦」もあります。
二条大麦は四国や中国、九州地方など西日本で、六条大麦は関東以北で多く栽培されています。

更にお米と同様に、大麦にも「もち性」と「うるち性」があり、粘りが強いもち性の大麦のことを「もち麦」といいます。

大麦の用途

それでは、大麦の用途をそれぞれ見ていきましょう。

二条大麦

二条大麦は、主にビールや麦焼酎などのお酒や、麦ごはんとして使用されます。
その用途から「ビール麦」とも呼ばれています。

六条大麦

六条大麦は、焙煎して麦茶にしたり、麦ごはんとして白米に混ぜて使用されたりします。
大麦を粉にしてつくる大麦麺にも使われます。

はだか麦

はだか麦は、麦ごはんのほかに麦味噌として使用されます。
麦を炒って挽いた「麦こがし」として使われることもあります。

もち性大麦

もち性大麦は、主に麦ごはんとして使用されます。
粘りが強く炊いて使用することが多いです。

また、飲料や食品だけでなく、牛や豚、ヒツジやニワトリなどの家畜の飼料としても用いられ、特に上質な牛肉を生産する上で大麦は欠かせない存在です。

まとめ

今回は、大麦の種類について説明してきました。
大麦と小麦はよく似ていますが、その使用用途は大きく異なり、麦ごはんやビール、焼酎のような食品・飲料以外にも、飼料としても使用されています。
身近な生活で活躍する大麦を、是非一度試してみてはいかがでしょうか。